せりなのブログ

風俗の話をしよう

【スカトロ】うんこを投げるヤマダさんと私の複雑な関係3

shinku-kairo.hatenablog.com

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これ以上やるとオプションになるよ、と口酸っぱく言ってもヘラヘラしているヤマダさん。

ハード店のオプションは実は結構曖昧だ。

例えばごっくん5000円。これは何回飲んでも5000円だ、一応。

AFだって1回1万円ではなく、時間内なら何度やっても1万円だ。そもそもどこまでが1回なんだっていう話だし。

仮に1回1万だとしたら、射精せずに10分休憩してもう1回入れたらそれは2回目だからもう1万なのか?

射精を1回と考えるなら射精しなかったら返金なのか?

もう哲学的な話になってくるから、そのあたりは結構曖昧だ。それがSMの醍醐味だったりする。

なんで出だしからこんな話をしたかというと、

 

ヤマダさんのOPには飲尿が含まれていた。

 

風呂場で結構ガッツリ飲尿したのでなんとなくあとはベッドで抜くだけかな~と思っていた。

先にヤマダさんを風呂から上げて、自分のうんこまみれの風呂場を片付ける。

ヤマダさんは準備がいいので、風呂の排水口の中にある十字のやつ

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↑コレを予め外してくれていた。さすがプロ。

(風呂場でスカトロする時はコレを外せばスムーズにうんこが流れるのだ。覚えておこう。)

 

風呂から上がって部屋に戻ると、ヤマダさんは窓際で優雅にシャンパンを開けていた。

モエなんとか。ホストクラブで出てくると10万円くらいになるやつだ。

お客さんで、ワインやシャンパンを飲ませてくれる方は意外に多い。高いシティホテルなら尚更。

いつもなら10万円握りしめて一杯だけ飲むシャンパン(残りはコールとともに他のホストが飲む)を、お金をもらっていただくのはなんとも複雑な気持ちだ。

たまに「こんな高いお酒、普段飲めないでしょ?」とか言われたりする。涙が出そう。高いお酒高いお酒高いお酒…

シャンパンの美味しさを知る前にシャンパン自体を嫌いになってしまった。ていうかシャンパンって美味しいの?

 

とにかく、ホストに行く風俗嬢の大半はそんな気持ちでお客さんのシャンパンを眺めていると思う。違ったらごめん。

その時もそんな気持ちだった。お酒飲んでもう一発かと。

 

「僕はシャンパン、君はオシッコね」

なんか文字にするとちょっと名言みたいな感じになるけど実際言われた時は割と絶望的な気持ちになった。

ヤマダさんは仁王立ちでシャンパン、わたしは膝立ちで飲尿

しかもおしゃれなフルートグラスにオシッコを注いで、「ハイ、2人の出会いに乾杯♪」とか言ってる。最悪の乾杯だ。

でもお客様だから、ニコニコ飲む。ちなみに私は女の子のその一瞬の躊躇いと笑顔が大好きで、それが見たくて自分でもデリヘルを呼んだことが何度もある。この話はまた今度書こう。

飲尿の中でもこのコップ飲尿はなかなか辛い。別料金の店もあるくらいだ。なんせ一滴もこぼせない。

飲尿をいい感じにこなすテクニックもあるが、コップに注がれたらもうどうしようもない。日頃ごまかしている罰が当たったと思って労働の喜びを噛み締めながらひとおもいに飲み干す。

かんぱーい、ぐびぐび。

ヤマダ「おかわりは?」

私「いただきます(まじかよ)」ぐびぐび

ヤマダ「今日いっぱいお酒のんだからなーまだ出るわ」

私「いただきます・・・(どんだけ出すんだよ)」

×3

注ぐごとにオシッコ止めてるんだからヤマダさんもなかなかプロだ。

さすがに3杯目くらいからしんどくなってくる。そろそろ限界だ。

私「シャンパン、ちょっとだけ飲みたいです」

私も限界だった。限界過ぎて、奴隷にあるまじきおねだりをしてしまった。

ヤマダさんはこれを待っていたのだ。私の懇願する顔を見てニヤッと悪い笑みを浮かべてこういった。

「それはオプションだよ~(にやにや)」

もうこれ以上無いくらい切れそうになった。くやしー!!むきー!!!一本取られたー!!!腹立つー!!!

4年たってもまだ思い出して腹立つくらいだから相当悔しかったのだと思う。4年たっても覚えてるお客様なんてそんなにいない。逆にすごい。

良いお客さんと同じくらいすごい。

この話はこの辺が結末で、この後はただ飲尿してガンガンイラマして抜いて終わりである。

余談ではあるが、この出会いからしばらく、ヤマダさんは毎週指名で通ってくれるようになった。他みんなNGだしな。

指名になったからって優しくなるなんて事は一切なく、毎回毎回うんこ投げてたし、私も毎回毎回怒ってた。

きっとイタズラを怒られるけどなんだかんだ許してくれる、ということも含めて彼のツボにはまっていたのだろう。

こっちは精神削られるけど、NGにはしなかった。毎週土曜日になると憂鬱な気持ちになって、ホテルに向かうタクシーの途中は一生懸命好きな男のことを考えてソロバンを弾いていた。

それでもなんだか通ってくれて毎週戦ってる内によくわからない友情??愛着??みたいなものを感じてしまっていたのもまた事実の一つなんだろう。

私も試行錯誤して、うんこを結構避けられるようになったし、水を素早くだせるところに隠しておいて、飲尿後に口の中を潤せるようになったりした。

ヤマダさんはめちゃくちゃ腹立つけど、嫌いになれないお客さんだった。

私はしばらくしてお店を移ってしまって、ヤマダさんとはそれっきりだ。

あとから聞いた話では、みんなNGで誰も行ける子がいないものだから、私の移籍先を誰かが教えてくれたらしいけれど電話がかかってくることはなかった。

今もどこかで風俗嬢にうんこを投げて怒られてるのだろうか。そうであってほしい。

たまにシティホテルに行くと思い出す。

私ばっかり覚えてるなんてやっぱり悔しいから、ヤマダさんも私のことを覚えていてくれたらいいな。

 

長くなったけど、これがうんこを投げるヤマダさんと私の複雑な関係。